スムーズになったクイックシフト
新型ルーテシアは、今回試乗した1.2クイックシフト5(2ペダル5速MT)と、4速ATの1.4がある。前回のマイナーチェンジでは、フロントマスクをガラッと変えたが、今回のエクステリアは、ホイールキャップのデザイン以外はいままでと同じだ。
室内はインパネのガーニッシュがブルーになり、シートやドアトリムのファブリックも、ブルーのドットを入れたグレーに変わって、いままでよりもカジュアルテイストになった。メーターはスピードメーターとタコメーターにはさまれた燃料計と水温計がバーグラフになって、旧型ではタコメーターの中にあったクイックシフト5のインジケーターもここに移ってきた。
走り始めてまず感じたのは、クイックシフト5の変速がさらにスムーズになっていたこと。もともとこのシステムは、ファジー制御を取り入れることで、このテのギアボックスで気になるシフトアップのときの減速感をうまく抑えていたのだが、新型はそれがさらに少なくなって、ほとんど感じなくなった。だからオートモードでもぜんぜん不満にならないし、シフトアップのときにアクセルをゆるめたりする必要もない。