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ルノーの新しいクーペ・ロードスター「ウインド」登場

ルノーから新しい車名の与えられたクーペ・ロードスター「ウインド」が発売された。コンパクトなボディに、12秒で開閉可能な電動回転格納式ハードトップを搭載。開放感あふれるオープンエアドライブを楽しめるだけでなく、走りそのものもドライビングプレジャーに満ちている。左ハンドルのみ、MTのみという割り切った設定も、このクルマのファンにとってはむしろ大歓迎では!? 255万円という比較的手頃な価格も魅力。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

ユニークな電動回転格納式ハードトップ

ルノー ウインドのフロントビュー

全長3830mm、全幅1680mm、全高1380mmとコンパクト。価格255万円。ちなみに同時に発売された限定30台の「ウインド・コレクション」(価格268万円)はすでに完売

このところルノーが送り出すニューモデルが以前にも増して気になります。新しい車名の与えられたコンパクトなクーペ・ロードスターであるウインドも、非常に興味深い1台です。

ウインドはまず見てのとおりルックスが印象的。世界の他のどの車種にも似ていない独特のエクステリアデザインは、ルノーのラインアップの中でも、あまり他モデルとの共通性を感じさせない、とても愛らしい雰囲気を持っています。

また、今や世界中の自動車メーカーの多くがオープントップモデルをラインアップするようになりましたが、このクラスというのは意外に少なく、その意味でもウインドは注目に値する1台といえるでしょう。

電動回転格納式ハードトップ

ハードトップがBピラーにあるエンブレム部分の内部に通された軸を支点にグルリと約180度回転してリアデッキに格納されるという仕組み

 

クローズからオープンにするには、ルームミラー手前の手動ロックを外す必要はありますが、あとはセンターコンソールのスイッチを引き上げればOK。後端を軸に180度回転するというシンプルでユニークな電動回転格納式ハードトップを持つのもウインドの特徴。これのおかげでルーフはわずか12秒と短時間で開閉が可能で、またルーフの開閉にかかわらずトランクスペースは270Lという比較的大きな容量が確保されるのも特筆すべきポイントです。

ルーフの開閉完了までの待ち時間の目安をメーター内にドットで表示してくれるという心配りも見られます。

オープンにするとタルガトップ状になるので後方からの風の巻き込みが少ないところも特徴。70km/h程度までであれば、ほとんど風の巻き込みが気になることもなく、それでいて開放感たっぷりのオープンエアドライブを楽しむことができます。

ルノー ウインドのコクピット

ドライビングポジションは低く、サポート性の高いシートが装備される。シート後方には小物を置けるスペースも設定。オープン走行時の風の巻き込みは小さめ


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