1007ではこのほかに、コンセプトカー扱いでRCも出展されていた。漆黒のボディには18インチのホイールとルーフエンドスポイラー、2本出しエキゾーストを組み合わせ、インテリアはブラックレザーをベースにアルミとカーボンで精悍に装っていた。エンジンは105kW(フツーの1007は80kW)にパワーアップされた1.6リッターで、2トロニックを組み合わせる。背が高いので、206RCのような走りは期待するのはむずかしそうだが、スマート・ブラバスのようなプレミアムスポーツ・ラナバウトとしてはいいかもしれない。
RCはともかく、1007そのものは、フランスの3ブランドが送り出した3台のニューモデルの中では、ダントツで説得力があるモデルに思えた。その証拠に、これだけ台数が多いのに、展示車のまわりに群がる人の数は圧倒的に多かった。個人的にも、日常生活の中にこのクルマを置いたらどんなふうになるのか、とても興味がある。なにはともあれ、一日も速い上陸を期待したい。
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