一方、ルノー・ルーテシアRS2.0に用意された「キット・スポール」は、新しい車種ではなく、6月1日以降にルーテシアRSを購入した人の中から、先着30台分にもれなくプレゼントされるメニューのことだ。
内容はけっこうすごくて、ルノー・ジャポン・オリジナルのチタンスポーツマフラー(JASMA認定品)、1本あたりマイナス3kgというOZレーシングの軽量16インチアルミホイール、エルフ高性能エンジンオイル、そしてルノーF1の2人のドライバー、ヤルノ・トゥルーリとフェルナンド・アロンソのサインが入ったオフィシャルキャップとなる。
気になるマフラーの音は、全開加速でもほどよく抑えられていて、音もうまく調律されており、フォーンときれいに澄み切ったサウンドを聞かせてくれる。それでいて5000rpmあたりから上のパワーバンドでは、けっこうな迫力がプラスされる。スポーツマインドをアピールしつつ、大人っぽくまとめられた、ルノーのブランドイメージにふさわしいチューニングという感じがした。
ルーテシアRSにはもうひとつニュースがある。「インテリア・パック」が新しく設定されたのだ。こちらはステアリング、シフトブーツ、シフトノブ、パーキングブレーキハンドルのレザーをすべてブルーに変え、ノーマルではシルバーのダッシュボードのモールも同じブルーのレザーでコーディネイトしている。価格は10.5万円のアップだ。
このブルーが、明るめなのに渋いという絶妙な色あいで、ルーテシアが持つおとなっぽさをさらに引き立て、ドレッシーな印象をプラスしてくれる。個人的には、キット・スポールのチタンマフラーに負けないぐらい、気になる仕立てに思えた。
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