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ジュネーブショー情報 C4とミニセニックのコンセプト

今年のジュネーブショーはフランス車のニュースがいっぱい。シトロエンからはC4のシトロエンスポール・バージョン、ルノーからはルーテシア版セニックがコンセプトカーとして登場した。

執筆者:森口 将之


シトロエンの今年のジュネーブショーの主役はC4シトロエンスポール。1年前のジュネーブではC2シトロエンスポールがデビューし、その後市販型のC2が登場したことを覚えている人も多いはず。これもクサラの後継車C4のプロトタイプと考えて間違いないだろう。



フロントマスクはダブルシェブロンの両端を伸ばしてそのままグリルとし、ヘッドランプはブーメラン型となってサイドに回り込んでいるのが特徴。サイドはきれいなカーブを描くガラスルーフやサイドウインドー、スパッと裁ち落としたリアエンドなどがポイントだ。リアはかなりのハイデッキなので、リアパネルにもガラスがはめ込まれている。



ロールケージが張りめぐらされたキャビンは、完全なWRCカーイメージ。市販型につながるようなものはあまりなさそうだが、あちこちに赤いアクセントカラーを使ったり、シートやドアトリムに「C4 CITROEN SPORT」の文字をエンボス加工したりと、シトロエンらしいセンスは感じられる。



ボディサイズは、全長4286mm、全幅1790mm、全高1400mm。市販型はこれよりも幅は狭く、高さは高くなるだろうが、長さはほとんど変わらないはず。ホイールベースは2600mmで、プラットフォームを共有するはずのプジョー307とほぼ同じになっている。



今回発表されたのはクサラWRCとイメージを合わせるためか3ドアとなっているが、エアロパーツやオーバーフェンダーを取り去った市販型は5ドアがメインとなるはず。その姿を頭の中で想像すると、今のプリウスに似ていそうだが、昔のGSあたりを思い出させもするデザインになりそうだ。

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