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クサラ&307WRCが北海道を走った! ラリー・ジャパン観戦記・2

日本初のWRCとして、北海道十勝地方で開催されたラリー・ジャパン。前回に続いて、北の大地を疾走したフランス車たちの様子を、写真メインで紹介しよう。

執筆者:森口 将之




現在のWRCを戦うのはWRカー(ワールド・ラリー・カー)というカテゴリー。クサラも307も、市販車とはかなり中身が違う。メカニズムでは、エンジンがターボつきになり、駆動方式は4WDになっている。これはクサラで、後ろにスラントしたエンジンブロックは市販車と同じだが、タービンやインタークーラーにエアを送るホースやダクトが追加されていた。



307で興味があったのは、リトラクタブル式ハードトップがどうなっているかだった。結果はこのとおり、開閉機構はそっくり取り外してあるが、リアシートもなくなっているので、トランクスルー?になっていた。これだけ入念にロールケージが組まれているから、剛性の心配はないのだろう。



正式なスタートは9月3日だったが、前の日の夜に、セレモニアルスタートが行われた。場所は帯広駅前通り。そんなに人はきていないだろうと直前になって足を運んだら、なんと5万人も詰めかけたそうで、ほとんどのクルマはデパートの壁に映し出された映像でしか見られなかった。



それでもポイントリーダー、セバスチャン・ローブのクサラだけは、なんとか見ることができた。スバルのペター・ソルベルグは「ハコ乗り」でスタートしていったそうだが、こちらは「アイスクール」の愛称そのまま、冷静な顔つきでギャラリーの中を加速していった。
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