プジョーはもう1台、307WRCも発表している。名前でわかるように、世界ラリー選手権(WRC)で活躍する206WRCに替わる次期戦闘機のプロトタイプだ。ベースはハッチバックではなくCCだが、これは以前から噂には上がっていた。ルーフの継ぎ目は残されているが、実際は固定式に改造されている。
206WRCの2リッターエンジンは、実はS16やRCのものではなく、306S16などに積まれていた旧世代ユニットだったのだが、307WRCでは現行型にバージョンアップした。市販型とは違ってターボチャージャー付きで、パワーはいまのところ300hpといわれている。駆動方式は206WRCと同じ4WDだ。