プジョー/プジョー

フランクフルトショー・レポート1 プジョーとルノーのショーモデル

奇数年の9月に行われるフランクフルト・モーターショー。プジョーとルノーから2台ずつコンセプトカーが出展されているので、紹介しよう。

執筆者:森口 将之


プジョーは今年のフランクフルトショーで、406に替わる次期ミドルクラス、407をデビューさせるといわれていた。ところが直前になって、プジョーのオフィシャルサイトに登場したのは、407エリクシールという名前のコンセプトカー。残念ながら市販型の発表はおあずけになってしまった。



ただ、407という数字をつけていることから考えても、307がデビューする前に発表された「プロメテ」と同じ、パイロットモデル的な存在であることは間違いない。ボディはルーフの長い2ドアクーペ。このデザインがそのまま407クーペとして出る可能性は少ないだろうが、以前の「プロメテ」と307の関係から想像すると、フロントマスクなどは市販型の407に受け継がれると考えてよさそうだ。



インテリアは明るい色のレザーとアルミパネルでちょっと派手にお化粧されているが、ダッシュボードなどのデザインは307に似て、かなりオーソドックス。おそらく市販型の407にもこのデザインがフィードバックされるはずだ。



メカニズムについてはあまりくわしい情報はないが、エンジンはPSAとフォードが共同開発した2.7リッターV型6気筒コモンレール式ディーゼルターボ(HDi)が搭載されている。このエンジンが407や607に載るのはほぼ確実だが、200hp以上という最高出力が市販型でもそのままかどうかは微妙なところだ。
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