プジョー/プジョー

ジュネーブショー・レポート1 市販型プジョー307CCがデビュー(2ページ目)

昨年のパリサロンで3●(ハート)7CCとして姿を見せたコンセプトカーの市販型が、予想どおり307CCの名前で、3月に開催されるジュネーブ・ショーで発表されることになった。

執筆者:森口 将之

エンジンは2種類のガソリン2リッターDOHC16バルブが用意された。ひとつはハッチバックでもおなじみのもので、100kW/6000rpm、190Nm/4100rpmを発生。5速MTとマニュアルモード付き4速ATが選べる。もうひとつは昨年のパリサロンで206RCに積まれて発表された高性能版で、130kW/7000rpm、202Nm/4750rpmをマークしている。こちらは5速MTのみだ。


サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビームで、フロントのスタビライザー径やリアのクロスメンバーの板圧などはハッチバックと変わらない。ただしフロントがベンチレーテッドの4輪ディスクブレーキは、100kW仕様がハッチバックと共通なのに対し、130kWではフロントのディスク径と厚さが拡大されている。

内装のトリムはエンジンによって違っていて、100kW仕様はブラックあるいはブルーのダッシュボード/シートなのに対し、130kW仕様はハニカムファブリックとシルバーストライプ、レザーのコンビとなる。さらに全車にオプションで、シート、ダッシュボード、ドアトリム、アームレストなどをすべてレザーとしたインテリアも用意されるという。レザーの色はベージュ、ライトグレー、レッド&ブラック、ブラックと多彩で、プレミアムなイメージを強調しているようだ。

デザインそのものはパリサロンで見ていたので予想がついたが、エンジンに206RCと同じ130kW仕様が設定されたのはちょっと驚きだ。でもこのクルマに似合うのは100kW仕様のほうだろう。速さよりも仕立てを楽しむクルマという感じがするからだ。日本仕様がどうなるかはまだわからないが、306カブリオレに匹敵する豊富なボディカラーに、オプションのレザーインテリアを何種類か用意して、ドレッシーな雰囲気を楽しめるようにしてもらいたいものだ。
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