2.2リッターエンジンの最高出力は116kW、最大トルクは217Nm。本国仕様の607に積まれているものとほぼ同じ数値だ。405Mi16と違って、専用のチューニングがなされているわけではない。実際にドライブすると、下から上までとても滑らかに回ってくれるが、どこかで吹け上がりが勢いづいたりすることはない。静かさも2リッターに負けないぐらいだ。低回転から十分なトルクを発生してくれるので、とても扱いやすい。


こう書くとつまらないエンジンに思えるかもしれない。でも空いた道でアクセルを深く踏み込むと印象が変わる。3500rpmあたりから4気筒らしい心地よいビートの効いた力強い音を奏ではじめ、5000rpmを越えるとその音がさらに力強くなって、クライマックスに達したことを教えてくれるのだ。レブリミッターは6200rpmで効くが、そこまでは吹け上がりはまったく衰えない。ペースを上げればけっこう楽しいユニットだった。