ルノー/ルーテシア

ロードインプレッション ルーテシアRS2.0フェイズ2

ルノー・ルーテシアは昨年4月に本国でマイナーチェンジが実施されているが、そのモデルの正規輸入車が到着した。第1弾として登場したルノースポール(RS)2.0の試乗記をお届けしよう。

執筆者:森口 将之


新型ルーテシアでいちばん目立つのはやっぱりフロントマスク。吊り上がったヘッドランプと2分割のグリルは新しいフラッグシップのヴェル・サティスに似ているが、前のルーテシアがなごみ系だっただけに、慣れるまでは時間がかかった。サイドではモールがブラックからボディ同色になり、アルミホイールが15インチから16インチに拡大されている。

リアは菱形エンブレムが新たにハッチゲート中央に取り付けられた。中央がゲートのオープナーボタンになっているという凝った作りだ。リアコンビネーションランプもリデザインされているが、フロントほどの変化はない。ルーフ前端にあったアンテナが後端に移ってきたのも違いだが、角度が変えられないのでタワーパーキングではかえって不便になったかもしれない。

ダッシュボードには全幅にわたってシルバーの飾り帯が入り、メーターカバーは2つこぶ型になって、センターパネルは時計の上と下に小さなトレイが設けられ、シフトレバーの奥にはカップホルダーが用意された。収納スペースが充実したのはうれしい。エアコンがオートになったのも違い。さらに表面の仕上げは上質になって、継ぎ目のすき間は詰められた。安っぽさや子供っぽさはなくなった。

ステアリングはアルカンタラ巻きから、グリップ部分にラバーを張った本革巻きになり、アルミ製のシフトノブはレザーとアルミのコンビになった。このあたりの変更は意見が分かれるところかもしれないが、触感はどちらも良かった。グローブボックスの容量も拡大している。シートはルノースポールのロゴがモノトーンになってシックに。座り心地はあいかわらず最高だ。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます