エンジンはすべてPSA製。ガソリンが2リッター直列4気筒と3リッターV型6気筒、ディーゼルがいずれも直列4気筒ターボ付きの2リッターと2.2リッターとなる。ガソリンの2機種は日本でも406などでおなじみのものだ。すべて横置きの前輪駆動となる。
一方のルノー・エスパスコンセプトは、名前のとおりまだ市販車ではない。でも、ほとんどこの状態のまま今年の秋ぐらいに正式デビューを飾るという見かたが濃厚だ。1984年に発表された初代以来、今度のモデルで4代目となる。ミニバンとしては長いキャリアの持ち主だ。
デザインはエスパスの伝統を受け継ぎながら、アヴァンタイムやヴェルサティスのモチーフを取り入れたもの。807/C8と違ってリアドアはヒンジ式だ。2.16平方mもの大きさを誇る大型ガラスサンルーフ、ショーモデルならではの19インチホイール/タイヤが特徴だ。