もともとカングーはそれほど静かなクルマではないが、低めのギア比を持つ4×4は、高速道路ではエンジン音が気になる。トップギア3200rpmの100km/hではそうでもないが、回転数が4000に達する時速125km/hあたりから上ではその印象が強かった。前の日までヴェル・サティスというとても静かなクルマに乗っていたせいもあるかもしれない。反面100km/hからの追い越し加速は、シフトダウンなしでも満足できるレベルだった。高めの車高にもかかわらず、直進性が問題なかったのはたいしたものだ。
1.6リッター16バルブエンジンは日本仕様メガーヌに積まれているものと基本的に同じだが、最高出力は81kW/5750rpmから70kW/5000rpmと低中回転重視に仕立て直されている。最大トルクは148Nm/3750rpmで同じだ。このチューニングは2WDのカングーと共通だが、4×4の車重は195kg重い1300kgとなっている。そのため2WDよりギア比を低めている。
スペックで想像できるように、エンジンはどこかで盛り上がるような性格ではない。カングーのキャラクターに合ったものだ。加速に不満はない。カングーは以前2WDの1.4リッターに乗ったことがあるが、それよりも余裕がある。フランスの車の流れは日本よりはるかに速いが、それでも街中では3000rpm以下だけで走れた。アクセルを全開にする機会はほとんどなかった。
もともとカングーはそれほど静かなクルマではないが、低めのギア比を持つ4×4は、高速道路ではエンジン音が気になる。トップギア3200rpmの100km/hではそうでもないが、回転数が4000に達する時速125km/hあたりから上ではその印象が強かった。前の日までヴェル・サティスというとても静かなクルマに乗っていたせいもあるかもしれない。反面100km/hからの追い越し加速は、シフトダウンなしでも満足できるレベルだった。高めの車高にもかかわらず、直進性が問題なかったのはたいしたものだ。
足回りの感触はセニックRX4を思わせるものだった。2WDより固めで、低速ではゴツゴツ感もあるが、路面の凹凸をしなやかに吸収してくれる点はそのままだ。そして高速ではフラットで心地よい。心配されたコーナーは、2WDよりもロールが少ないおかげで、むしろ恐さは少なかった。タイヤはミシュランの4×4用新作シンクロン185/65R14で、荒れた路面ではロードノイズが気になることもあったが、オンロードのグリップは信頼できるものだった。
もともとカングーはそれほど静かなクルマではないが、低めのギア比を持つ4×4は、高速道路ではエンジン音が気になる。トップギア3200rpmの100km/hではそうでもないが、回転数が4000に達する時速125km/hあたりから上ではその印象が強かった。前の日までヴェル・サティスというとても静かなクルマに乗っていたせいもあるかもしれない。反面100km/hからの追い越し加速は、シフトダウンなしでも満足できるレベルだった。高めの車高にもかかわらず、直進性が問題なかったのはたいしたものだ。