シトロエン/シトロエン

C5日本仕様発表、価格316万円

昨年のパリサロンで発表されたエグザンティアに代わるシトロエンの新しいアッパーミドルセダン、C5の日本仕様がついに発表。6月21日から予約受け付けが始まっている。まず販売されるのは2リッターエンジンを搭載する5ドアセダンのC5 2.0。4速AT、右ハンドルという仕様で、価格は316万円と発表された。届いたばかりの日本仕様の詳細を紹介していこう。

執筆者:森口 将之


今回予約販売を始めたモデルは5ドアセダンに2リッター直列4気筒エンジンを積んだモデル。トランスミッションは4速ATで、ハンドル位置は右となる。このあと同じボディに3リッターV型6気筒DOHC24バルブエンジンを積んだ最上級グレードのV6エクスクルーシブ、ワゴンボディのブレーク2.0が追加される予定となっている。

ボディサイズは全長4620mm、全幅1770mm、全高1480mm。見た目は大きく感じるが、実はエグザンティアと比べて長さで95mm、幅で20mmしか大きくなっていない。高さは一気に80mmも高くなったが。過去のシトロエンと比べると、高さを除けばCXのシリーズ2とほぼ同じで、DSやXMよりやや小さいサイズとなる。ホイールベースは2750mmで、エグザンティアより10mm長くなっただけだ。車両重量は1380kgと、旧2リッターのエクスクルーシブとまったく同じ値になっている。

デザインは見てのとおりで、新型クサラとも共通する大きなヘッドランプからなるフロントマスクと、曲面を多用したボリューム感あふれるフォルムからなる。サイドウインドーが6ライトとなったことも特徴だ。ただしキャビンフォワード(シトロエンではこう呼んではいないが)のパッケージングや、ハッチバックながらリアに短いノッチをつけている点はエグザンティアから受け継がれている。

インテリアももちろん全面的に変更。中央で交差する二本の曲線を基調としたダッシュボードの造形は、エグザンティアよりもむしろ斬新といえるだろう。装備は左右独立温度調節可能なオートエアコン、雨滴感知式オートワイパー、マルチファンクションディスプレー、電動格納式ドアミラー、ドリンクホルダー付きセンターコンソールポケット、CDオートチェンジャーなどが標準でつく。エアバッグは運転席・助手席前面、サイド、左右カーテンと合計6個装備。リアシートはもちろん6:4分割で折り畳むことが可能だ。
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