日本では先日1.4リッターエンジンを積む新しいグレードが追加されたばかりのルノー・ルーテシア(クリオ)だが、本国ではひと足先にマイナーチェンジが実施された。


インテリアではダッシュボードが一新。メーターパネルは2つのこぶを持つ形状となった。物入れも増やされており、センターコンソール前方にはカップホルダーが用意されている。クオリティアップも図られた。安全面では、リア両側のシートベルトにプリテンショナーとロードリミッターを追加。助手席エアバッグにはキーによるカットスイッチも備わっている。ブレーキアシストもルノースポール(RS)2.0を除く全車に標準装備とした。

足回りでは、これまでスポーティグレードだけに使われてきたリアサスペンションのマウント部のフレキシブルブッシュが、全車に採用されるようになった。さらにRSではフロントサスペンションのセッティングが改められ、ホイール/タイヤは15インチから16インチに拡大されている。パワーステアリングはRSを除き電動モーター式に変更することで燃費の向上に貢献。ブレーキはベースグレードにもフロントにベンチレーテッドディスクが与えられている。
本国でのグレードはオーセンティック、エクスプレッション、プリヴィレージュ、ディナミクの4タイプで、今までのRTE/RXE/RXT/Siに代わることになる。もちろんこれ以外にRSが存在する。販売は本国では6月からとなる予定。日本へはいつ上陸するだろうか。それにしても、最近のルノーの攻めの姿勢が伝わってくるようなマイナーチェンジだ。