ルノー/ルーテシア

買うなら急げ、最強ルーテシア

ルノーのモータースポーツ部門が手掛けたルーテシアのホットバージョン、ルーテシア・ルノースポール2.0が、12月13日に日本でも発売された。172PSにチューニングされた2・DOHC16バルブエンジンがもたらす走りは、今売っているホットハッチでは文句なくダントツ。しかも価格は259万円と、予想をかなり下回った。デリバリーは来年2月ごろからになるそうだが、欲しい人はすぐにでもディーラーへ。そのわけは……。

執筆者:森口 将之


今年初めにヨーロッパでデビュー以来、最強のホットハッチとして話題のルーテシア・ルノースポール2.0。ルノー直属のモータースポーツ部門ルノースポールの手で作られた最強のルーテシアだ。日本でもすでに並行輸入により少数が上陸しているが、12月13日から日産自動車系とフランスモーターズ系の両正規ディーラーでも販売が開始された。

自然吸気の2リッターDOHC16バルブエンジンは172PS(127kW)、20.4・m(200Nm)というパワーとトルクを発生。シャシーもルノースポールの手で完璧にセットアップされる。エクステリアはフロントエアダム、15インチアルミホイールなどで武装。インテリアはルノー・スポールのロゴが入ったアルカンタラ張りスポーツシート、アルミ製のシフトノブとペダルなどがおごられる。生産を担当するのがアルピーヌの工場というのも、マニアには見逃せない。

おまけに価格は259万円。現在販売されている1.6リッターの16Vが219万円であることから、事前の予想では300万円弱ぐらいだろうという意見が多かったことを考えると、かなりのバーゲンプライス。ちなみにフランス本国での価格は1.6が9万5000フラン、2.0が13万5000フランと、けっこう大きな差があるのだ。

ただし今回の発表はあくまで日本で発売されたということ。デリバリーが始まるのは来年2月初めになるという。でも「それじゃあ来年決めればいいか」などと思ってはいけない。欲しい人は今すぐにでもディーラーへ駆けつけることをおすすめしておく。クルマが魅力的で価格がリーズナブルだからということもあるが、それだけが理由ではない。

このルーテシア・ルノースポール2.0は、ちょうどホンダのタイプRと同じように手作業による部分が多い。そのため生産台数が少ない。しかもすでに販売されているヨーロッパでは大人気で、限られた台数を国ごとに取り合いしている状況。日本はルノーのパートナーである日産がある国だが、だからといってこのクルマを優先的に配分してくれるということはない。

しかも日本では、すでに日産自動車/フランスモーターズのホームページで、10月末まで予約の受付を行っていた。あのときにエントリーしていた人に優先的にデリバリーされることになっているようだ。

クルマの出来が素晴らしいことは僕が保証する。だから欲しい人は迷わずルノー販売店に直行だ。

日産自動車:
http://www.nissan.co.jp/RENAULT-DEALERS/
フランスモーターズ:
http://www.francemotors.co.jp/
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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