各論で言うとガヤルドはバリバリ(死語)のスーパーカーなのです。混じりけナシ、純度100%。だったら、それでいいじゃない、と済ませることは簡単です。簡単ですが、それじゃスーパーカーオタクのボンジョルノ西川じゃなくても言えることですね。ここは1つ偏屈な持論を展開しておきましょう。
ずばり、ガヤルドはスーパーカーである、に各論賛成総論反対!!70年代的スーパーカーの洗礼を受け続けたガイドのような人間にとっては、という但し書き付きですけれど。
最大の理由は、ひとっ走りして、ぜーんぜん、ドキドキワクワクしなかった、から。カタチを見ているときにはハッキリと感じた高揚感がちょっと乗っただけでまったく消え去るなんて。
しばらく乗って飽きた、というならまだ分かるのです。そうじゃなく、ドアを開け座り込みアクセルペダルを踏んでハンドルを切る、という行為を始めから冷静にごくごくフツウのクルマのように為してしまっている自分に、ちょっと驚いてしまったんです。
日本の道を、誰もが注目のクルマ、しかも世界一ドキドキさせてくれるハズのメーカー・ランボルギーニの最新モデルで走るのです。もっと手に汗握る興奮を期待するじゃないですか。しばらくは痛いほどハンドルを握りしめて、カチコチこわごわドライブするような・・・。んもうアドレナリン分泌しまくり、みたいな。