最後に試乗してみた感想を報告しておくと、セレスピードはさらに、着実に進化している。シティモードでのギクシャク感も相当緩和され、シフトチェンジスピードも速まった。一層、使えるシステムになっている。エンジンコントロールユニットやギアレシオの変更も利いているのだろう。
反対にQシステムはあまり感心しなかった。ほとんど進化させていないのではないだろうか。明らかに旧態然としたオートマチックだった。マニュアルで操るV6の方が数倍楽しい。
両グレードに共通していることは、直進時のリジット感やコーナリング時の手応えが明らかに増している点。楽しい走り味を第一義とするアルファらしい、ステップアップといえる。
↑残念ながらTI仕様の導入は、今回は見送られた。
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