輸入車/注目の輸入車試乗レポート

アメリカ取材記第3弾 クラシックカーレースのイタ車達

8月の第3週末。ラグナセカで開催されたヒストリック・オートモービル・レースには沢山のイタリア車が参戦していた。

執筆者:西川 淳


モンタレーウォークエンドのメインイベントは、かの有名なサーキット、ラグナセカで開催される、モンタレー・ヒストリック・オートモービル・レースだ。このコースは直角+下りのS字というとんでもない名物コーナー(コークスクリューと呼ばれる)があることで有名。このコースに毎年、世界中のヒストリカルなレーシングマシンが集まる。

金曜日に練習走行が行われ、土曜と日曜でクラス分けにしたがって15周程度のスプリントレースが繰り広げられるのだが、そのクラス分けがとんでもなくマニアック。

戦前のレーシングカー、70年代のルマンカー、往年のトランザムマシンなど、よだれものの名車達が競う、それはもうモーターレーシングの博物館がそのままレースをやるようなものだ。

1台数億円のマシンが、真剣勝負するのである。

もちろん、テールトゥノーズでつつき合いはもちろん、スピンやクラッシュだってあり、もう見ている方がはらはらどきどき。

パドックに繰り出せば、名車たちを囲んで真剣なミーティングあり、和気あいあいのランチタイムあり、と本当に”文化”を楽しんでいる様子がうかがえる。








出場マシンだけでなく、駐車場に集まるクルマも名車ばかり。レースに飽きたら駐車場一周。僕のお気に入りの行動だ。

レースは毎年8月第3週の週末に開催される。是非、一度、見に行って欲しい。クルマ好きならば一度は見ておきたいレースだ。

今、僕が一番欲しいビッザリーニ5300GTのプロトタイプレーシングモデル。右側も同じクルマだがクラッシュ!!



アルファロメオもSZやTZがやってくる


真剣に速い、フェラーリBBのルマンカーは3台もエントリー。時価7000万円と言われている
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