輸入車/注目の輸入車試乗レポート

アメリカ取材第2弾! ペブルビーチのイタリア車

8月中旬の週末、アメリカ西海岸の観光都市モンタレー&カーメルは自動車好きで溢れかえる。有名なコンクールデレガンスで珠玉の名車に出会った。

執筆者:西川 淳


モンタレーウィークエンドの第2弾をご報告しましょう。

前回ご紹介したコンコルソ・イタリアーノは金曜日に開催されますが、今回お見せするペブルビーチのコンクールデレガンスは、ウィークエンドのメインイベントともいうべきもの。日曜日の早朝から超有名なゴルフコース・ペブルビーチゴルフクラブの1ホールに世界の名車が集結するという大イベントなんですね。

コンコルソイタリーノとはうってかわって、こちらはとっても貴族臭の漂う、豪華なイベントです。集まるクルマも戦前の名車を中心に、見たこともないクルマばかり。その全てが極上のコンディションで、新車と見まがうばかりの輝きを誇っています。

デューセンバーグやキャデラックなど、古き良きアメリカ車が人気ですが、イタリア車だって負けていません。クラシックフェラーリを中心に、各メーカーの名車が勢揃い。今年は、幻の名車フィアット8Vがイタリア車のテーマーカーだったようで、10台近くもの8Vが集まりました。

イベント全体のテーマはジャガーとマイバッハ。イタリア車好きでもそういう由緒あるクルマには素直に惹かれちゃいますね。

世界最高峰のコンディションを誇るクルマたちがずらりと並ぶ間を、着飾った紳士淑女が練り歩く。いやあ、やっぱりクルマって立派な文化なのですね。陳腐な言い方ですけれど。

ほんと、ため息しか出ませんでした・・・。

次ページでは8Vたちとアルファ、フェラーリの姿を堪能ください。
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