フィアットアウトとGMがアルファ156の生産をGMタイのRAYONG工場にて行うと発表したのは昨年6月のこと。予定どおり今年から生産が始まっています。
本ガイド・ボンジョルノ西川は、GMタイ工場への単独取材を敢行。いったいアルファ156がどのように作られているかを、ばっちり見てきました。
GMタイ工場はリゾートで有名なパタヤビーチの近く。東部臨海ラヨン県にあります。
バンコクからクルマでおよそ2時間半。タイガー動物園なんかがあるホントにのどかな農村地帯。一見山と緑とリゾートゴルフ場以外何もなさそうな地域に、突然工業団地が現れます。見慣れた日本企業の名前もちらほら。
GMタイ工場は、中でも最も大きな規模を誇っています。今回、取材の主な目的はGM車のラインを見ること。そう、日本にも輸入されているスバルトラヴィックのアッセンブリーラインがここにはあるのです。
とはいえ、イタリア車好きの僕がアルファ156タイ生産開始のニュースを忘れるはずがありません。GMタイ工場で、アッセンブリーラインがあるのはここだけ。ついでに156も覗いてやれ、と虎視眈々そのチャンスを狙いながら取材をはじめました。
工場を案内してくれたのは、アメリカ人でGMタイの副社長、トムさん。オペルザフィーラ、シボレーザフィーラ、ホールデンザフィーラ、ボクソールザフィーラ、そしてスバルトラヴィックの5ブランドを同じラインで組み立てています。
部品やユニットを調達し組み立てる、アッセンブリー工場ですが、日本のそれとは大違い。ほとんどを人の手にゆだねています。品質管理に関しては非常に意識が高く、仕上げレベルも日に日に向上しているんだそう。
そんな説明を受けつつも、心は”どこにおるんや、イチゴーロク・・・”そして、ついに発見しました!