
20世紀を代表する工業製品であるクルマの中でも、イタリア産のそれは芸術性の高さにおいて高く評価されている。特にフェラーリはそのデザイン性、希少性、そして高性能さで、世界中の人々を魅了し続けるものだ。
そんなフェラーリにマセラティを加えて現代美術館で展覧会を、というのはあながち的はずれなものではないだろう。現にこれまでフェラーリはニューヨークの現代美術館(MOMA)などでも展示を行い成功させた経験がある。さらに、今回アルテディナミカに用意された珠玉の名車たちを見れば、現代アートとしてのクルマの存在理由を知ることができるだろう。
