そのセレスピードだが、147やフィアットスティロにおいてさらに性能向上が見られ、日進月歩の進化をしているから、マイナーチェンジ後の156にはさらに熟成されたものが装備されるのは間違いない。さらに、147同様、減速時の駆動力制御も加わるだろう。スタビリティコントロールの搭載もほぼ間違いのないところだ。
アルファ初の直噴リーンバーンエンジンも搭載される予定だという。硫黄を含むガソリンが主流のヨーロッパやアメリカにおいてはその触媒技術の問題から直噴エンジンの未来はないと考えられてきたが、それをアルファがどうクリアしたのかが注目される。
BMWはバルブトロニックという革新的な技術(スロットルバルブをもたずバルブリフトタイミングで吸気制御を行うもの)で直噴エンジンの燃費性能に対向する直4ユニットを登場させた直後だけに興味はつのる。
詳細については本国で発表され次第、お伝えしたいと思う。2月初旬に行われるシチリアの試乗会では、このマイナーチェンジ版156を試すことができそうなので、そちらも楽しみにして下さい。
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