高速道路に入って、フルスロットルを試みる。外で聞いているときには勇ましかったエグゾーストノートも、中では拍子抜けするほど音が小さい。回転を挙げてゆけば、奏でるは言い過ぎにしても迫力のあるサウンドを聴かせてくれる。もっとも常時音を楽しみたいのなら、マフラーは換えた方がいいだろう。
高速でのマナーはすこぶる良い。やや硬めの乗り心地だが、路面の継ぎ目をクシュクシュと気持ちよく超えて走る。安定感も上々だ。なかなかしびいれるいいクルマだと、素直に思った。
とあるインターで降りて、いよいよA君のドライブだ。バシャーシャーシャー、そんなに半クラ使ったらアカンよ!と初めこそ注意が必要だったが、スグにコツは飲み込めたよう。なるほど扱い易いクルマではある。
A君もやっぱり1速から2速の町中でのチェンジがスムースにいかない。クラッチを切るたびにちょっと恐ろしげな音が響く。なるべく低回転で繋いでいくのがいいようだ。
今回の報告はここまで。いよいよハチサンニのある生活に突入したA君。これからは1人で乗り回さなければならない。彼のハチサンニライフはこれからも追跡リポートするつもりだ。さっき電話で聞いた話では、その後2時間ほど乗って、水温が下がらなくなったらしい。どうやら電動ファンが回っていないようだ。
悪夢の始まりか、天使のいたづらか。今後のA君ハチサンニ生活にご期待ください。A君よ、頑張るのだ!
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