結論から言うと、バランスではツインスパークの方がいい。アクセルを思い切り踏み込んで、風を心地よく切りながらヒラリヒラリと楽しむ感触は無くなった。その代わり、絶大なパワーを手に入れて、一層じゃじゃ馬になったのだ。
ブレーキも心配のタネ。効いているけれど、足裏に止まるという安心感が伝わらない。パワー感がすごいだけに、これはツライ。
適度に流す、というにはもったいないエンジン。ただし、聞こえてくるエグゾーストはツインスパークとはひと味違った趣。このエンジン音と、いざというときのパワー感、そして新色のヌボラブルーと白内装の組み合わせが新しいスパイダーの魅力だろう。
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