輸入車/注目の輸入車試乗レポート

高価なクラシックカーが真剣勝負する! 考察ミッレミリア2001(2ページ目)

クラシックカーの一大イベントであるミッレミリアが今年も開催された。5月17日の夜にブレシアをスタート。ローマで折り返して19日の深夜に再びブレシアに戻ってくる公道を使ったタイムトライアルだ。ミッレミリアとは、1000マイルの意。つまり、戦前戦後の貴重なクラシックカーが1600kmもの行程をほぼ2日間で走りきるという過酷なものである。

執筆者:西川 淳

スタートは夜の8時だというのに、早朝から広場周辺には車検を待つクラシックカーの大行列ができています。9時頃から車検が始まりますが、終わるのが夕方5時頃。その間、広場のどこかでじっとしていれば、世界中から集まった珠玉の名車たちを間近に見ることができるというわけです。

何でも、車検に自信のない、つまりどこかしら”ずっこい”ことをしている(例えばエンジンがオリジナルでない、とか)エントラントは終了ギリギリを狙うどう。だって、検査する方もその頃になれば相当疲れているでしょうから、やっぱり雑になるんだそうです。

朝一番の車検を見ていると、それはもう、重箱の隅をつつくようにチェックしているのが印象的。特にエンジンルーム。時おり参加者に質問を挟みながら入念にチェックします。

ここに集まってくるクルマはすべて高価なクルマばかり。ということは、参加者はお金持ち、なんですね、当然。アメリカではこれに出ることが一種のステータスになっているようです。
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