輸入車/注目の輸入車試乗レポート

高価なクラシックカーが真剣勝負する! 考察ミッレミリア2001(6ページ目)

クラシックカーの一大イベントであるミッレミリアが今年も開催された。5月17日の夜にブレシアをスタート。ローマで折り返して19日の深夜に再びブレシアに戻ってくる公道を使ったタイムトライアルだ。ミッレミリアとは、1000マイルの意。つまり、戦前戦後の貴重なクラシックカーが1600kmもの行程をほぼ2日間で走りきるという過酷なものである。

執筆者:西川 淳

話が少し堅くなりすぎました。ミッレミリアを見て感じたこと、それは、むやみに海外文化をそのまま日本に取り入れるのではなく、日本流に、日本の事情に合わせてアレンジし、根付かせる必要があるのだろうな、ということです。

ミッレミリアに限ったことではありません。モータースポーツだってそうです。そのまま持ち込もうとするから成功しない。そして何の方策もないままに、海外の状況をうらやむ。日本の現状、日本人の考え方を嘆く。これじゃ、本当の文化は育ちませんね。

話が長くなりました。本場のミッレミリアはお金持ちのためのレースです。そのわがままさを目の当たりにした一方で、彼らが本当に過酷なラリーを戦っているということも知りました。クルマへの愛、それもそんじょそこらのクルマ好きレベルを超越した愛がないと完走できないことも確かです。

ミッレミリアの陽と陰。実際に見て、初めて分かる実感でした。
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