現時点のインタビューを読んだところでは、モンテゼモロ氏に入閣の意志はなさそうだ。なぜなら20年間苦楽をともにしたフェラーリという会社に対して、捨てがたい愛着を持っていることが伺えるからだ。それにモンテゼーモロ氏のコメントにもあるように、今は選挙結果より目前に迫ったオーストラリアグランプリの方が大事なのだろう。しかし、感情を抜きにして考えれば、このベルルスコーニ元首相のオファーは一起業家にとってとてつもないビッグチャンスであることには変わらない。
どうやら2001年5月13日は、モンテゼーモロの伝記の中で重要な意味を持つ日付になりそうだ。
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