輸入車/注目の輸入車試乗レポート

御三家のニューモデルたち ジュネーヴショウリポート

第71回ジュネーヴモーターショウにおけるイタリアンカーメーカーの出品内容を報告しよう。フィアット・ランチア・アルファロメオの御三家のニューモデルはどれもこれも個性派揃いだった。

執筆者:西川 淳


第71回ジュネーヴモーターショウのフィアット、アルファロメオ、ランチアブースの“見所”を報告しよう。

まずは、フィアット。昨年末のボローニャモーターショウにおいては、そのブースの完成度が高く評価されたものだが、ジュネーヴにおいても基本的に同じ様なブースであった。

ショウのハイライトは、先日公開されたばかりの新ミディアムコンパクト、スティーロだ。3ドアと5ドアの2台が展示された。5ドアのディメンジョンは、全長4.25×全幅1.76×全高1.51m、3ドアは全長4.18×全幅1.76×全高1.46mとなっている。搭載されるエンジンは合計6種類で、4つのガソリンエンジンと2つのコモンレール方式ターボディーゼルエンジンが用意されている。

また、昨年末のボローニャモーターショウで登場したセイチェント(600)ミヒャエル・シューマッハ リミテッドエディションも出展された。5000台の限定モデルで、シューマッハロゴ入りのサイドスカートや14インチアルミ合金ホイール、専用ギアレシオなどを採用する。

アルファロメオブースの主役は、大人気の147 5ドアバージョンだ。3ドアの個性豊かでダイナミックなシルエットを崩すことなく5ドア化されているのはさすが。後席ドアノブは156同様窓枠に配されていて、サイドビューは非常にすっきりとした印象である。

5ドアと同時に2Lツインスパークエンジン+5速マニュアルギアボックスと115bhpの1.9JTD(コモンレール式ターボディーゼル)が新しいバリエーションとして発表された。

これで、147のラインアップは出そろった。105bhpと120bhpの1.6Lツインスパーク+5MT、115bhpの1.9Lディーゼルターボ+5MT、150bhpの2.0Lツインスパーク+5MTorセレスピードで、それぞれに2種類(プログレッションとディスティンクティヴ)の仕様が設定されている。ただし、2.0ツインスパークはディスティンクティヴのみ。

ランチアは新しいフラッグシップであるテーシスがメインステージを飾った。全長4.88m、ホイールベース2.8mという堂々たるプレステージサルーンで、インテリアはレザー、アルカンタラ、ウッド、アルミニウムが奢られたランチアならではのハイクオリティなものだ。

その他、ランボルギーニは正真正銘、最後のディアブロを展示。6.0SEと名付けられたそれは特別塗装色とシリアルナンバーが特徴。

マセラティは320Sというモノポスト・クラブレーサーを出品。ギブリカップの後継を狙う。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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