「特別感」のあるパーソナルクーペ
また今回、2010年モデルにあたって、とくに何か変更があったわけではありませんが、ひさびさにクーペ407にも試乗しました。このクルマは、内外装の質感やデザインが、高級パーソナルクーペとしての素養を備えているし、けっこう引き締められたフットワークには、スポーツカーとしてのテイストも感じられます。
価格がけっこう高いし、この価格帯のスペシャリティクーペというと、強力なライバルがいくつもあるせいか、このクルマの販売台数は少々苦戦気味のようですが、このクルマには「特別感」というべき世界観を持っていると思います。
その他、2010年モデルに関する情報では、308について、5ドアハッチバック車にエントリーモデルの「Style」が追加され、308SWでは、「Premium」の装備を見直して大幅な価格の引き下げが行なわれました。また、207SWもマイナーチェンジを実施し、内外装の変更、装備の追加など、商品力をUPしながら、価格を従来よりも値下げしています。
プジョーの2010年は、「3008」「RCZ」といった期待のニューモデルや、新規トランスミッションの導入など、すでに多くの話題が挙がっています。楽しみにして待つことにしたいと思います。