輸入車/注目の輸入車試乗レポート

あのカマロが帰ってきた!現代的走りに感服(2ページ目)

新生GMの発足後の初めての新車導入となるカマロが、ようやく日本で発売される運びとなった。しばしのインターバルを経て復活した5代目カマロは、見てのとおり初代をオマージュしたルックスと現代的な走りが特徴。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

3.6L V6と6.2L V8の2本立て

3.6L V6を搭載する「LT RS」グレードは価格430万円、6.2L V8の「SS RS」グレードは価格535万円
北米本社でデザインされ、開発・設計は、これまでのGM車のノックダウン生産を手がけてきたオーストラリアのホールデン社とGM本社が共同で行なわれ、カナダで生産されています。

エンジンは、キャデラックCTSと同じ3.6L V6と、コルベットと同じ6.2L V8の2タイプで、ともに6速ATが組み合わされます。今回は3.6Lモデル試乗することができました。

エンジンスペックは、3.6L V6直噴が最高出力227kW[308ps]/6400rpm、最大トルク370[37.7kgm]/5200rpm、写真の6.2L V8が同298kW[405ps]/5900rpm、556Nm[56.7kgm]/4300rpm。3.6L V6はレギュラー仕様、6.2L V8は気筒休止を行なう
カマロは、エクステリアだけでなく、インテリアデザインもとても魅力的でヤラレました。コクピット感覚のタイトな空間は、メーターのデザインも独特でカッコよく、楕円状のインパネや、センターコンソール前方に4つが並んだ補助メーターなど、雰囲気は満点です。

また、ドアミラーにリアフェンダーの膨らみがかなり映り込むため、マッチョなクルマに乗っていることを実感しながら走るようになります。

独特のインテリアデザイン。日本仕様は左ハンドルのみの設定。レザーステアリング裏にパドルシフトが備わる
走り出して感じたのは、とても現代的であるということです。剛性感が高く、一体感のある走りっぷり。路面の凹凸をしなやかにいなす足まわりにより、乗り心地が悪くなく、振動や姿勢変化も瞬時に収めてくれます。リアまわりでサブフレームをラバーマウントしていることも乗り味に寄与していることでしょう。

さらに、スタビライザーをかなり効かせているようで、ほとんどロールしない。そして、よく曲がる。往年のカマロのイメージとは、いい意味で一線を画します。予想を超える乗り物に仕上がっていたのです。

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