NISSAN(日産)/日産の車種情報・試乗レビュー

2代目フェアレディZ version NISMO試乗!(2ページ目)

2009年6月に発売された2代目フェアレディZ version NISMOに試乗。初代はZ33のモデル末期に万を持して登場したが、2代目はZ34がデビューして半年後に早くも発売された。その走りに興味津々。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

エンジンもスポーツカーらしく

Z33では意図的にレーシングカーのようなイメージを与えていたが、Z34では控えめな印象となされたものの、空力性能は向上している
エンジンについて、ノーマルのVQ37VHRは、従来のVQユニットからすると、格段の進化をしているのですが、もともと非常にトルクフルかつパワフルではあるものの、フィーリングはちょっとイマイチ。サウンドや回転フィールにちょっと荒い印象があったのは否めないと感じていました。

それがversion NISMOでは、吸排気系の効率向上で、スポーツユニットらしい「抜けた」印象となっています。自然吸気エンジンで19psも上がっているというのは、かなりの上がり幅だと思いますが、低速域もそれほど犠牲になっていません。というか、もともと排気量が大きいので、トルクも十分にあるため、扱いにくさは感じることはありません。

スペックは、最高出力261kW[355ps]/7400rpm最大トルク374Nm[38.1kgm]/5200rpmと、ノーマルに比べ19ps、0.9kgmも向上今や日本車のラインアップには、数えるほどしか「スポーツカー」と呼べるクルマは存在しなくなってしまった中で、フェアレディZは、ひときわ存在感を放つクルマ。そのZをベースに、スペシャリストが手がけたversion NISMOは、期待を超えるエキサイティングな走りを楽しませてくれる1台です。

ガイドとしては、もしも宝くじが高額当選したら、マジでフェラーリよりもポルシェよりも先に手に入れたい1台だと思っています(笑) 日本にもこんなクルマが存在すること誇らしく、喜ばしく思います。

本革とスエード調ファブリックを用いた専用シート表皮やステッチ色の変更、随所に配したnismoロゴなどにより、スポーティで特別感のあるムードを演出
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます