第4位 プジョー207CC 311万円~
プジョーの「CC」=クーペカブリオレは、電動格納式ハードトップという高価な装備を、このクラスでいち早く採用したところがポイント。
手軽にオープントップとクローズドルーフを持つクーペスタイルに変身できるCCは、多くのユーザーに支持され、それを普及させたプジョーは、CCの代名詞と呼べるほどの存在となりました。
2007年に前作206CCからバトンタッチした207CCは、206CCに比べボディサイズが拡大され、ご覧のとおりプジョーらしさをより強調したエクステリアデザインとされました。大きく口を開けたラジエターグリルと吊り上ったヘッドライトなどによるフロントビューが印象的です。
エクステリアもさることながら、インテリアも非常に印象的。シートだけでなくダッシュやドアトリムにまでレザーを貼ったインテグラルレザー仕様は、この価格帯のライバルにはないプジョーならではの世界。それでいて価格は比較的リーズナブルであるところも魅力です。
走りも侮れず、BMWと共同開発した新しいエンジンは、自然吸気仕様が88kW、ターボ仕様が120kW。4速ATだけでなく、5速MT車のGTもラインアップしています。
また、プジョーというと、「猫足」と呼ばれるサスペンションセッティングも有名。207CCも、往年のしなやかさは健在です。
つまり207CCは、CCであり、印象的な内外装や猫足といった多角的な魅力を持ち合わせた1台です。
第3位 MINIコンバーチブル 299万円~
MINIは日本で非常に人気の高い輸入車で、月販でコンスタントに800~1000台が売れていて、単一ブランドでVW、メルセデス、BMW、アウディに続く5位の常連となっているほどです。
そんなMINIのコンバーチブルは、2009年4月にモデルチェンジしたばかり。先代からのキープコンセプトで、より内容を充実させたに進化しています。
ソフトトップは15秒で電動により開閉可能。30km/h以下であれば走行中でも開閉できるようになっています。また、サンルーフとしても使えるスライディング・ルーフ機能も兼ね備えています。
さらに、オープンにしてどれだけの時間を走行したかを計測する「オールウェイズ・オープン・タイマー」というユニークな装備も。クルマ側からの「なるべくオープンにしてね!」というメッセージが込められているわけです。
見てのとおりコンパクトなクルマで、後席はオマケという感じですが、ラゲッジルーム容量は意外と広くて、後席の背もたれを倒すと、そこそこ大きな荷物の載せることができます。
BMWグループで開発されたバルブトロニックを採用1.6Lエンジンは、自然吸気とターボが選べ、トランスミッションは6速のATとMTが選べます。
先代よりも燃費がかなりよくなっていることも特長です。さらには、高性能なジョンクーパーも選べます。
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