印象的なワイド&ローフォルム
シロッコとゴルフはプラットフォームを共用しています。ホイールベースこそ2575mmと同じものの、シロッコのほうがワイドトレッドで、しかもシロッコではフロントよりもリアが微妙に大きくなっています。
こうしてわざわざシロッコが復活するのですから、まずは見た目のインパクトが大事だと思いますが、その点シロッコは上々。2BOXのハッチバック車で本当にカッコよさを感じさせるクルマは滅多にないと日ごろから思っていますが、シロッコのワイド&ローフォルムには、素直に「カッコイイ!」と感じさせます。
ちなみにボディサイズは、シロッコがゴルフよりも45mm長く、20mm幅広く、65mm低い。キャビンからテールゲートにかけて大きく絞り込み、イカリ肩となったリアビューも非常に印象的。「スポーツクーペ」と呼ぶには、ちょっと無理があるような気もしますが、そうした思いでつくられたクルマであることには違いありません。
シロッコのボディサイズは、全長4255mm×全幅1810mm×全高1420mm |
ゴルフVIも、いたってプレーンだった先代ゴルフVに比べると、いくぶん個性的に仕立てられていますが、シロッコはさらに個性的で存在感があります。
グレードおよびパワートレインは、ゴルフのハイラインと共通の1.4L直噴ツインチャージャー+7速DSGを搭載する「TSI」と、2L直噴ターボエンジン+6速DSGの「2.0TSI」の2タイプが選べます。ゴルフでも感じたのですが、1.4LのTSIでも動力性能は十分。さらに2.0TSIになると、「速い!」と直感させる加速感を身に着けています。
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