グラスルーフの爽快感を
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このボディカラーとグラスルーフは45THアニバーサリーならでは個人的にも、マスタングは大好きなクルマの1台で、ときおり登場する限定車にも大いに興味を持って接していますが、この45THアニバーサリーの魅力というと、とにかくグラスルーフでしょう。もっと早くあってもよかったのにと思わずにいられません。この爽快感を、たとえ今からでも、できるだけ多くの人に味わってもらいたいと思うほどです。
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グラスルーフは、安全性を考慮しプラスチックフィルムを2枚のガラスが挟む三層構造となっており、NVHの低減にも寄与するちなみにマスタングの場合、本国でもコンバーチブルの販売比率が非常に高いらしく、たしかにマスタングは、コンバーチブルも非常にスタイリッシュだと思っています。しかしながら、そこまで思い切れない人も多いでしょうし、逆に「屋根があるほうが好きだ」という人も多いでしょう。実は筆者も、車種によって違いますが、そう思っています。それでも、やっぱり開放感が高いほうがイイ。そこでグラスルーフです。このグラスルーフが、カタログモデルでも手軽にオプションで選べるようになればいいのでは思います。
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スポーティな印象のバケットタイプのブラックレザーシートを装備現行マスタングは、意図的に旧来のシャシーメカニズムを採用したり、内外装のデザインもクラシカルに仕立てられていたりするので、現代レベルでいうと洗練されているとはいいがたい面も多々あるのは事実でしょう。しかし、それらすべて、このクルマの「味」。実に大らかで、男らしいクルマなのです。
エンジンをかける瞬間の、スターターを回したときのクランキング音もカッコイイこと。そして踏み込めば、OHVならずとも、ちょっと控えめに奏でる現代的なアメリカンV8サウンドが心地よい。そうした演出も、作り手が意図したのか、偶然の産物なのか、節々に感じられます。見ても、乗っても、ワクワクさせてくれるクルマです。
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現行マスタングのスタイリングは本国でも非常に評判が高いという。日本でも潜在的なファンは少なくないはず |
2009年モデル全車に装着される「45TH Anniversary」のスペシャルエンブレム最近は、次期モデルの情報もちらほら聞かれ始め、それも非常に気になるマスタングですが、こちらもまだまだ現役。もう少しは限定車がいくつか出てくることでしょう。そんな中で、この45THアニバーサリーは、まず「45周年記念」というキャッチーなフレーズがいい。そして、グラスルーフという大きな付加価値を身に着けています。気になる人は、ぜひお急ぎください。