官能性能と実用性を併せ持つ4.2L V8
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街を流すと、振り返る人の多いこと多いこと! 都内ならフェラーリやポルシェには見慣れた人も少なくないでしょうけれど、このクルマが放つオーラに、思わず目で追ってしまっているような感じ。このクルマのことを知らない人も多いでしょうし、なにせ日本に上陸している台数の少ないクルマですから、初めて目にした人も多いはずです。
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盛り上がり感のある吹け上がりは、アウディ「R」の旗艦モデルに相応しい感覚。高回転型のキャラクターながら、十分な排気量を持つ自然吸気ユニットゆえ、低~中回転域での力感も十分。官能性能と実用性を高次元で併せ持っています。
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2ペダルMTのRトロニックは、ちょっと一般道ではスムーズさに欠ける面もあるのですが、マニュアルのつもりで運転すればイイでしょう。将来的にはツインクラッチ式など、さらなる進化に期待したいところです。
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