一般道でも体感するR8のスゴさ

ミッドシップでAWDという希少なレイアウトもR8の特徴

サーキットで感じられた異次元の剛性感や、クワトロシステムが生む安定感の恩恵は、一般道でもいつでも感じられます。とくに、比較的スピードが速めでRの大きいコーナリング時の安定感が高いこと。箱根のようなワインディングや、300~500R程度のRの続く東名の御殿場~大井松田間、あるいは高速のランプのようなところでも、これほど安定して速く走れるクルマは、ちょっと記憶にありません。

ホイールベースは2650mmとけっこう長め。タイヤサイズはフロント235/35R19、リア295/30R19

さらに、サーキットでは気づかなかったのですが、ちょっと意外だったのは、速度感がけっこう高いことです。アウディの乗用車が、実際の速度よりも低く感じさせるほど安定していて、静粛性も高く、結果的に速度感が希薄になっているものが多いのに対して、R8は違います。といっても、もちろんいい意味で。あくまで安定した中で、ピュアスポーツ的な感覚を持ち合わせているのです。
クワトロシステムには、トルセン式ではなくビスカスカップリングを採用

特徴的なヘッドライト。ちなみに本国では現在、LED式のヘッドライトもオプションで用意されている
高速巡航時のスタビリティもハンパではなく、それでいてステアリング操作に対しては、もっとコンパクトなクルマのような俊敏性を見せます。

とにかく、一般道を走っても、このクルマのスゴさは十分に味わうことができるとともに、このクルマがコンセプトとして謳っている「エブリデイ・スポーツ」、つまり、高性能を日常的に楽しめるという点でも、まさにそのとおりのクルマに仕上がっていると思います。とはいえ、やっぱり小さなところをチョコマカと走るのは似合わないクルマではありますよね……

まもなくV10エンジン搭載モデルの発売もウワサされていますが、そちらも非常に楽しみです。残念ながら自力で買うのは無理ですけどね……(苦笑
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