コンパクト&ワイドになる!?
筆者の第一印象としては、Z33との共通性を探すというよりも、「S30の再来」らしき演出を強く感じた |
日産より、12月に発表予定の新型「フェアレディZ」の写真3点が公開されました。同時に、「新型フェアレディZ情報サイト」がスタートし、新型Z発表までの間、随時情報が更新されます。
6年ぶりにモデルチェンジするフェアレディZは、海外では「370Z」として販売され、北米仕様は、11月19日(水)にロサンゼルスオートショーでデビュー予定とのことです。せっかく写真が公開されたので、これまでスクープ誌や新車情報誌に掲載された情報をからめつつ、新型フェアレディZ(以下「Z34」)について述べたいと思います。
まずボディサイズについて、全長が短縮されるというのは間違いなさそうです。先代Z33でも短かめだった前後オーバーハングは、Z34ではさらに切り詰められるとともに、ホイールベースも短くなるようで、ドアも短くなっています。逆にトレッドは、わずかに拡大される見込みです。
エクステリアでは、丸みを帯びたZ33に対し、Z34はエッジを強調した、ちょっと獰猛な印象のスタイリングとなります。前後ランプはL字型の特徴的なデザインとなるのは確定のようです。
サイドビューは、ウインドウグラフィックの処理が特徴的で、下端のラインが斜めにせり上がってルーフから下りたラインと合流するあたり、往年のS30に通じるモチーフも見て取れます。全体にスッキリとした印象です。
テールゲート後端は、ややダックテール風の処理となり、デザインと空力の両立を意識したことをうかがわせます。大きく張り出したフェンダーは、量産車なのにここまでやるのかという気もするほど大胆な印象を受けます。
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