高い機能性を持つ電動ソフトトップ
ソフトトップはボタン操作によりわずか約22秒で開閉。車速が約40km/hまでであればソフトトップを開くことが可能で、車速が約50km/hになるまで作動し続ける。リモート・コントロール・キーによる操作も可能 |
1シリーズカブリオレには、ハードトップではなくソフトトップが与えられています。このあたり、価格上昇を抑えるとともに、3シリーズカブリオレとの差別化を考えてのことでしょう。このソフトトップは高い機能性を持っています。一体式のリアウインドウを強化するなどし、優れた遮音性を実現。ソフトトップに使用されているファブリックの単位重量は1,260g/m2で、カブリオレに使用されている中で強度が高く、遮音性にも優れ、スチールルーフに匹敵する断熱性を備えています。
オープン時の快適性にも配慮されています。オプションのiDriveナビゲーション・パッケージ装備車には、オートマチックエアコンにカブリオレモードを装備。カブリオレモードに設定すると、ソフトトップ・オープン時に、室内の空調は外気温、日光の照射量、車速などに応じて温度や風量が調整されます。このシステムにより、乗員は風量や温度設定、風向きを調節する必要がなくなり快適にドライブを楽しむことができるのです。
オープン化にともない、ボディ剛性の落ち込みも気になるところですが、アンダーボディやドアまわりを補強するとともに、ねじれ剛性の高いボディにより、世界トップレベルの高い安全性を実現しています。また、ドアに内蔵されたサイドドアビームにより、ドア付近の安全性も向上しています。さらに、フロントウインドウフレームは、Aピラーとその取り付け部が強化されており、事故の際にはロールオーバーバーとして機能することで、クローズドボディの車両と同等の乗員安全性を確保しています。
また、万一の際に備えて、高感度なセンサーにより、ボディの傾きや前後および横方向の加速度が規定の限界値を超えたり、タイヤがグリップを失ったことが検知されたりすると、即座にリアシートのヘッドレストに内蔵された2本のロールオーバーバーが飛び出し、乗員を保護します。
BMWというメーカーは、魅力的なクルマをつくることに本当に長けていて、送り出したモデルのどれもが「欲しい!」と強く思わせるパワーがあると常々思っています。この1シリーズカブリオレは、価格も十分に現実的であり、BMWに期待されるデザインや走りのよさに、オープンエアモータリングの楽しさという付加価値を持ち合わせています。1シリーズ云々を抜きにして、1台のオープンカーとして、非常に魅力的なクルマだと思うのです。
【問い合わせ先】
BMWジャパン公式サイト
BMWカスタマー・サポート TEL0120-55-3578