|
クライスラーから市販予定のMEフォートゥエルブが突然登場 |
NAIAS04=今年のデトロイトショーは、なんと地元アメリカのメーカーからスポーツカーが続々と発表された。まさに「スポーツカー・エクスプロージョン!!」といえるようなホットなショーだった。
|
ダッヂ スリングショット |
日本勢がフルサイズピックアップのコンセプトモデルや市販車を多く発表したのに対し、アメリカ勢は見事にスポーツカーをラインナップした。しかも、どれも驚きに満ちたものばかりだったのだ。
まずプレス・カンファレンスのトップを飾ったクライスラーは、V12気筒4ターボで850psを発生するという、MEフォートゥエルブというトンデモないスーパースポーツを発表した。まるで絵に描いたようなコンセプト…と思いきや、実は市販前提で今年2月からテスト開始、夏にはジャーナリストに試乗させる…という信じられない発表。ちなみに現時点で、スペック上は世界最速だそうだ。
クライスラーは他にもダッヂ・ブランドから、同じグループ内のスマートが送り出しているスマート・ロードスターをベースに、新たなボディを組み合わせたダッヂ・スリングショットも送り込んだ。大小2台のスポーツカーの登場は、何かを予感させる。
|
フォードからは新型マスタングが発表された |
|
シェルビーコブラのコンセプトカー |
続くフォード、GMもスポーツカーが主役。フォードがついにアメリカの魂である
「マスタング」の新型を送り出した。またその世のディナーではフォードGT、マスタングとともに、なんとあの名車シェルビーコブラのコンセプトモデルを復活させたのだから驚きである。6.0LのV10をフォードGTベースのシャシーに載せたこのモデルは、ショーの反応次第では市販化も考えているという。