今回はボクの愛車、ホンダS2000の話を少し。このクルマ、オープンカーというカテゴリーの中にあっては相当にスポーツ性が高い。ホンダ自身が「新世代リアルオープンスポーツ」と謳うことからも分かるように、オープンカーの形を取りながらも、リアルスポーツを目指したクルマであり、その意味ではコンセプトを見事に達成している。
もちろんオープンカーはガンガンに走らせなくとも屋根が開くことゆえの楽しさや気持ちよさが得られるのが魅力なわけで、むしろこういった性格を好まない人も多いかもしれない。
だが愛車ということで弁護しておけば(笑)、この感覚、一度味わうとかなり痛快だ。かつてユーノス・ロードスターが登場した時、よく「このクルマにホンダ
のVTECが載ってたら…」なんて話を聞いたがまさにそれ。結果的に車体は大きく重くなってしまったが、当時多くの人が描いていた妄想が現実になった感があった。実はボクが購入を決めた理由もそこにある。ボクもかつて3台のロードスターを乗り継ぎ、様々な場所で走らせる度(特にサーキットだ)にそう思っていた。
250psという超高出力を可能にしたVTECユニットを駆使しながらのオープンエアーモータリングには、相当の気持ちよさがある。本気のスポーツドライビングの気持ちよさに、オープンエアーの気持ちよさが加わるのだから堪らない。
のんびりとオープンエアーモータリングを楽しむ行為とはある意味対極にある楽しみ方だが、こんな楽しみを味わえるのもまたこのクルマだからともいえる。みなさんも機会があったら一度おためしあれ。
ちなみにホンダのホームページ内にあるS2000スペシャルページの、STYLEというカテゴリー内にあるジャーナリストインタビューというところに寄稿してますので、そちらも併せてチェックしてみてください!
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