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エコタイヤでクルマの燃費が変わる!?(2ページ目)

クルマの燃費に影響する要素として、タイヤの転がり抵抗が挙げられます。そこで近年注目されているのが、転がり抵抗を抑えることで、燃費を改善することができるエコタイヤと呼ばれるタイヤです。

執筆者:宮島 小次郎

ブリヂストン■エコピアEP100

エコピアEP100では、前ページでも紹介したとおり、従来の省燃費タイヤで指摘されていたウェット性能を確保した上で、エネルギーロスの原因となるタイヤ内部の発熱を抑えた設計が施されています。また。ドライ路面でも優れた運動性能や静粛性、耐摩耗性を実現すべく、トレッドパターンにも様々な工夫が施されています。現状では15・16インチを中心に、13~18インチまで幅広いサイズがラインナップされています。
エコピアEP100公式サイト

ミシュラン■エナジー・セイバー

エナジー・セイバーは、世界に先駆けて省燃費タイヤの開発に取り組んできたミシュランが、省燃費性能と安全性、そしてロングライフの両立を狙って開発した最新のエコタイヤです。転がり抵抗の低減とウェット性能にさらなる磨きをかけたフルシリカコンパウンドや摩耗時の性能低下を抑えるコンパウンド技術が採用されたエナジー・セイバーは、数多くの欧州車で純正タイヤとして採用されるなど、世界中の自動車メーカーに認められたタイヤです。
エナジー・セイバー公式サイト

グッドイヤー■GTハイブリッド

タイヤを製造する際の資源や環境への負荷に配慮しつつ、タイヤの基本性能を向上させる技術として開発された独自のハイブリッド・テクノロジーをベースに、転がり抵抗の低減とロングライフ性を追求したのが、グッドイヤーのGTハイブリッドです。とうもろこしを原料としたバイオフィラーをコンパウンドに採用しているのが、ユニークな点です。サイズのバリエーションとしては、12~15インチと小径タイヤに限られるため、比較的コンパクトなモデルとマッチするタイヤと考えられます。
GTハイブリッド公式サイト

ヨコハマタイヤ■DNA アースワン

省燃費とグリップ性能を両立した従来のシリカ配合コンパウンドに、さらなる転がり抵抗低減を実現する天然ゴムとウェット路面やハードな走行時にしっかりとしたグリップ性能を発揮するオレンジオイルを配合することで、省燃費性能とグリップ性能を高いレベルで両立したのが、ヨコハマのエコタイヤ、アースワンです。サイズのラインナップも豊富な上、ローダウンやインチアップにも対応した設計が施されているあたりがヨコハマらしい特徴といえます。
DNAアースワン公式サイト

ダンロップ■エナセーブ97

タイヤの原材料に占める石油や石炭などの材質を最小限に抑えることで、地球温暖化の原因となるCO2排出量の低減を狙ったのが、ダンロップのエナセーブ97です。一般的なタイヤでは、石油外天然資源の使用比率は4割近くにしか過ぎないのに対し、エナセーブ97ではその名の通り、97%にまで引き上げることに成功しています。基本となるゴムも一般的な合成ゴムに対し、天然ゴムをベースにした改質天然ゴムを採用し、合成ゴムと同等の性能を確保しながらも、転がり抵抗の低減も実現しています。
エナセーブ97公式サイト

次回の記事では、最新のエコタイヤを実際に使用したレポートをお届けします!


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