精神的なリスク
含み損を抱えているとき、普通の人であれば、イライラしたり、ソワソワしたり、心配したり、落ち込んだりしてしまいます。考えないようにしようと思っても、余計意識してしまうのが、含み損のときの精神状態。
それに、いくら最初から損切りのリスクがあるとわかっていても、実際損切りをした後では、決して気分はよくありません。ショックを受けることもありますし、場合によっては何も手に付かないという状態になることも。
投資には、金銭的なリスクだけではなくて、精神的リスクがあります。どちらかというと、精神的リスクの方が大きいような気がしていて、やはり心の平穏が保てなくなるというのは、とても辛いことだと思うのです。
精神的なリスクを回避するには、他に集中できるもの、あるいは気分転換も方法を見つけることです。とにかく、自分の意識を投資から離すことができるものが必要です。そうしないと、いつも投資のことばかり考えるようになって、これでは楽しい生活を送ることが難しくなります。 ハッピーになるための投資にもかかわらず、アンハッピーになってしまったらもともこもありません。
時間的なリスク
投資をするにあたって、まずはある程度の知識が必要です。たとえば、そもそも「株」って何なのか?から始まって、どうやって買うのか?、株を買おうとしている会社はどういう会社なのか?とか。細かく言えばきりがありませんが、全く何もしらない状態で投資をするのは、パラシュートをつけないでスカイダイビングをするようなものです。時間を投資するという考えを持つことが大切。時間を投資して勉強をすれば、金銭的なリスクを減らすことも可能。
知識を得るには勉強するしかありませんが、この時間をどうやって確保するのかという問題があります。仮に仕事をしている人であれば、仕事が終わった後や休日に時間をとることになると思います。ということは、その時間をある意味犠牲にする必要があるということになります。
これが時間的なリスクです。時間をかけて知識を得たからといって、100%利益を得ることができるとは限りません。それに、時間を投資しながら、実際にお金を投資するので、ここには金銭的なリスクも必ず存在します。
かといって、全く勉強しない場合、たまたま1回くらいは勝てるかもしれませんが、勝ち続けることは難しいと思います。なので、この時間的リスクを負うのは覚悟をして、むしろ知識が1つ増えるというくらいの意気込みで勉強していくのが一番いいと思います。
ここで身につけた知識や経験は、あとあと何かの役に立つこともあります。無駄になることはないと思うので、基礎をしっかり固めておきましょう。