
1.5XGはオススメ!
スズキの勢いが止まらない。一昨年前に登場したスイフトの劇的な変貌に続き、エスクードも素晴らしい乗り心地になった。そして今回のSX4は、スイフトをベースとして仕立てられたとあらば、当然、期待度が高まるのである。SX4は、コンパクトでありながらSUVの機動性をクロスオーバーさせたハッチバックである。よりSUVの流れを汲んだ1・5XGと、スポーツ性能を堪能できる2・0Sに試乗した。
そして感じるのはインテリアの質感。スイフト以降、スズキの「質」の出し方は根本的に違う。いままでは軽自動車を国内に向けて頑張って作っていたのが、コンパクトカーの技術をもって世界戦略する、というスタンスに明らかに変わり、世界水準に合わせられた。SX4も運転席に座った瞬間、無駄のないラインで構成された居心地のよさにほっとする。

対して2・0S。こちらは17インチタイヤが装着されているせいもあるが、少し動きがシャープ。そしてなぜか1・5Lよりも音&振動にラフさが目立つ。一般的にエンジンが大きいほうが高級と位置づけ、遮音に力を入れるのだが、どうもSX4の場合はそうではないようだ。特に2・0Sは「走り」というイメージで仕立てられたため、エンジン音をバックミュージックにという考えなのである。
私的には1・5XGはかなりそうとうにお勧め! 2・0Sについてはお好きな人は、という感触である。
スズキ・SX4のホームページはこちらから。