プジョー/プジョー

CAR ESSAY プジョー206のタイヤ交換

我が愛車、プジョー206もそろそろタイヤ交換の時期。ヨコハマのデシベルに履き替えました。

執筆者:岩貞 るみこ


私にとってのコンパクトカーの大前提は「足」であること。だからというわけではないが、クルマに手を加えるということはほとんどない。そりゃ昔はシティをジムカーナ仕様にして乗っていたりしたけれど、いまはもう、あるがママなすがパパな状態である(ベタですいません)。

エクステリアに手を施すことはもちろん、インテリアも「まんま」である。カーナビもなければオーディオもそのまま、ETCはもちろんないしドリンクホルダーやお守りなんてものもない。メンテナンスの類もディーラーさんに一切お任せ。もう少し責任感のあるオーナーになったらと自分でも思う、年に0・5回くらいだけれど。

しかし、そんな私にも決断しなければいけないときがきた。それはタイヤ。タイヤの寿命、知ってます、みなさん? 溝が残っていればいいってもんではなく、交換のタイミングは3年か3万キロ。私の206も3年を少し越えてしまい、リアタイヤはともかく、FFゆえに駆動に向き変えにと負担のかかるフロントタイヤは、溝は残っているもののヒビ割れしていたのである。うわ~!

これは速攻、交換である。普段の私なら「同じ物」ですますところ。しかし今回はちょうど年に0・5回の「責任感のあるオーナー」タイミングの時期だったようで、タイヤを選んでみることにした。もっとも自分でタイヤの善し悪しを判断できる術もなく、これはドライビング技術とその理論でご尊敬申し上げる同業のS氏のアドバイスを仰ぐこととなった。「あの~206で~、街乗り専門で~、きゅきゅきゅなんて峠は走らなくて~ATで~」。タイヤなんてあんなに種類があるのにいったいぜんたいどうやって選べばいいんでしょうかね的にしどろもどろな私の説明を全部聞き終わるまでもなく師は言い放った。「そりゃ、ヨコハマのデシベルでしょ」。あまりに潔い返答。疑問質問を抱く間もなく、デシベル装着が決定したのであった。
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