輸入車/注目の輸入車試乗レポート

プジョー3008とBMW・X1どちらを買う!?(3ページ目)

プジョー初のクロスオーバーとBMWのX1が約2か月違いで登場した。カタチは結構異なるが、プジョー3008もコンパクトSUV市場を強く意識しているはず。両者の違いとは?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

プジョー3008とX1のポイント

X1
X1は日本市場を意識して全幅と全高を“抑えてきた”。3シリーズのツーリングと迷いそうなキャラだが、価格面ではX1が魅力に映る。X1の価格は2.0LのsDrive18iが363万円、3.0L直列6気筒のxDrive25iが480万円。サイズは全長4470×全幅1800×全高1545mm
X1に対するプジョー3008の最大のアドバンテージは、フレキシブルに使える荷室といえるだろう。先述したようにストップ&ゴーの多い街中ではプジョー3008の方が扱いやすいかもしれない。ただし、全幅と全高はX1よりもあるから、立体駐車場を含めた駐車のしやすさはX1の方が有利。

X1はBMWらしい味わいを走りから感じさせる一方で、インテリアの質感が今ひとつなのが残念だ。コンソールのつなぎ目が大きく、細部の作りにコストダウンを感じさせる。BMWのラインナップの中でもかなり買い得感のあるのも事実で、セダンやツーリングでは飽き足らないユーザーに訴求するはず。

どちらを買う?

X1の荷室
X1の荷室はサイズなりだが、ステーションワゴンのように使えるシンプルさがいい。後席を倒せば大人2人でのキャンプなど、アクティビティにも十分対応する
このクラスでは、セールス的にはVWティグアンの独壇場だったが、X1とプジョー3008の参入で混戦模様となるのは必至。VWティグアンの基本性能の高さと長く付き合えそうな作りも魅力だが、プジョー3008とBMW・X1の後発モデルらしい値付けは大いに魅力的。

独身やディンクスならX1、子どもがいるならプジョー3008が使いやすいだろう。どちらを選んでもコストパフォーマンスは十分に高いから、賢い買い物といえるはずだ。
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