欧州車に対抗できる
最近のスバル車らしく、切り立ったインパネと質感の高さを抱かせるメーター、スバル初の電動パーキングブレーキやヒルホールドスイッチを採用する |
北米、日本、欧州という主要市場で、今回のモデルは従来よりも北米を意識したのだろう。日本では少々大きくなりすぎた気がする。先代ならギリギリ入った自宅ガレージも新型はアウトという例はアウトバックだけでなく、多くの新型車にいえることだが、そうしたお客さんは「さようなら」では少々寂しい。
さて走りは、欧州ワゴンの3シリーズや5シリーズ、パサート、アウディA4あたりと比べても何ら遜色ない。静粛性が非常に高く、ボクサーエンジンを積んでいることを忘れるほど静かで、CVTもATも粛々とクルージング速度に乗せていく。スバルらしく手応えのあるパワステを握り、右へ左へとボディを動かしてみる。大きくなってもスムーズなハンドリングは健在だ。
乗り心地はタイヤ銘柄によって差はあるが、BSポテンザ以外は思ったより角はなく、デイリーユースでも問題ないだろう。高速走行時の安定性も抜群で、高速1000円時代にふさわしい走りを身に付けている。
3.6Lも素晴らしいが
後席は6:4分割可倒式を採用する。日本車の同クラスでは大きめのシートは好感が持てる。リクライニングが可能 |
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