最新ディーゼル規制をクリア
エクストレイルに加わった「20GT」は、クリーンディーゼル搭載車。グリル下にある空気穴は少しでも空気を取り込むため。ガソリンとの差別点。現状は6速MTのみの設定。全長4630×全幅1785×全高1685mmというスリーサイズで、価格は299万9850円 |
ディーゼルというと、石原都知事が「スス入りペットボトル」を振りかざした例の記者会見が引き合いに出されるように、日本ではあまりいい印象を持たれてこなかった。しかし、硫黄分を10prmまで抑えたサルファーフリーの軽油が日本でもようやく流通し、メルセデス・ベンツのE320CDIが現行規制の「新長期排出ガス規制」をクリア。唯一、新車で買える乗用車ディーゼル搭載車で、インポーターの予想を超える人気を集めてきた。
そんな状況下でリリースされた、エクストレイル・ディーゼルも発売2週間で1000台という大台に乗せた。6MTのみの設定、月間目標台数の100台と考えると驚異的なロケットダッシュを決めたことになる。その実力はどれほどのものか、レポートしよう。
乗ってしまえば気にならない
リヤまわりでガソリンとの差別点は、ステッカーと「PURE DRIVE dCi」のエンブレムくらい。「Clean Diesel」の大きなデカールは、広報車のため、広く知らせるために張られているはず |
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