一見きれいでも、汚れをたっぷり含んでいるカーテン
住まいや部屋を身体に例えるなら、その身にまとう衣服と言えるのがブラインドやロールスクリーンなど窓周りの装飾を総称したウィンドウトリートメント。なかでも一番私たちにとって身近なのが「カーテン」ではないでしょうか。
身近だからと侮るなかれ、カーテンの色柄ひとつでその住まいや部屋の印象は大きく変わってきます。また意外と饒舌にその住まい手の意識や人柄までもを表してしまうのが、カーテンの怖いところ……!
生活の忙しさに流されておざなりにされやすいのですが、衣服同様、その「清潔」さはとても大事。カーテンケアの基本、ぜひ押さえておきましょう。
まずは臭いを嗅いでみましょう
部屋の中でも広い面を覆うたっぷりの布であるカーテンには知らず知らずのうちに、部屋の中に舞い上がったホコリやタバコの煙、調理中にあがった油煙や臭気が吸着されていきます。
加えて冬場や梅雨時季には、窓に発生した結露が付くなどしてカビが生えてしまうこともあり、 実は住まいの中にそこはかとなく漂う悪臭の原因がカーテンにあることって、存外多いのです。
カーテンに鼻を近づけて臭いを嗅いでみたとき、ホコリにむせてゲホゲホ言ってしまったような方は要注意! 今こそ“しっかりケア”のときと心得て。