個性的な色合いとデザイン
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インパネデザインはRAV4のそれを踏襲するがトヨタ初のブロンズ調加飾などにより大人の雰囲気を演出している |
インテリアで目を惹くのが「フォーン」と呼ぶ茶系のカラーである。とかく黒一色になりがちな日本のSUVの中では上質感の演出が上手くいっている方だと思う。「Gパッケージ」の2トーンのアルカンターラ表皮は、耐久性が少々心配になるほどの上質さを感じさせる。また、車内で気がつくのが先述した3列目席のヘッドレスト。日本車にしては思いのほか大柄なヘッドレストで、厚みはそれほどないものの安全性への配慮を感じさせる。使わないときは格納できるので後方視界をそれほど妨げない。3列目に座る場合はきちんとヘッドレストを出して頭の高さに設置したい。
収納類は多彩
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3列目席は170cmくらいの身長だと非常レベルだと感じさせる。150cmまでなら座ってしまえば窮屈さは少ないだろう |
大人の雰囲気を大切にしたSUVといってもシートアレンジや細かな収納類は十分に備わる。7人乗り仕様の3列目の格納は力要らずでイージー。2列目は完全にフラットとはいかないがチルトダウンを採用し、大きな荷物も積み込める。5人乗りのラゲッジにはフロア下にデッキアンダートレイを備えるなど、小さな荷物も荷室内で「遊ばず」に収納できる。保冷付きのグローブボックスなどファミリーミニバンまでの細かさはないが、使い勝手に不満は上がらないはず。
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